定期的な検査や診察が重要
肝臓病と一口で言っても、C型肝炎、B型肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、自己免疫性などさまざまな原因・病状があります。
しかし、共通して言えることは、定期的な検査や診察により、悪くなってはいないということを確認していくことが、最も重要な ことであり、万一心配な点が見つかっても早期であれば、対処法が色々あるということです。
超音波検査やCT検査で早期発見を
血液検査でデーターを確認していくことはもちろん重要です。しかし肝臓病の場合血液検査がすべてではありません。
特に肝臓癌は、超音波検査やCT検査で肝臓そのものをうつし出すことにより、初めて見つかるものも多くあります。早期に
発見できれば、治すことも可能な病気です。そのためには定期的な超音波検査などが必要となるのです。
合併症にも要注意
また肝臓病の合併症には、食道や胃に静脈瘤ができる病気があり、大きくなると極めて危険な場合も多々あります。その他、
肝臓病の場合、胃粘膜が荒れやすく、胃から出血をしやすい状態になることがあります。しかしどちらの場合もご本人には自覚 症状がまったくありません。血を吐いて初めて病気の存在を知るといったことも、まれではありません。肝臓と食道・胃は一見
関係がなさそうですが、とても密着しています。定期的な内視鏡検査により、治療時期や治療内容を判断することが大切です。
肝臓専門医・指導医です
当クリニックの医師は二人とも肝臓専門医・指導医かつ内視鏡専門医・指導医でありますので、些細なことでもご遠慮なくご相談下さい。
C型肝炎、B型肝炎
2008年4月からC型肝炎とB型肝炎の治療に対して、国からの補助が出る事になりました。納税額によって補助が3段階に決められていますが、今まで高額で負担の大きかった治療も受けやすくなりました。インターフェロンとリバビリンの併用で治癒率が飛躍的に良くなり、今まで治療の開始時は入院が必要だったものが、通院でも開始できるようになりました。
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